
PHP 8.1が2025年でサポート終了!WordPressサイトやレンタルサーバーでの対策ガイド
ィサポートは、2025年12月31日で完全に終了
年明けの2026年1月1日以降、PHP 8.1を使っているサイトは「鍵の壊れた玄関」と同じ状態になり、新たな脆弱性が見つかってもPHP公式から修正パッチは配布されません。
サポート終了で起こること
「今まで動いていたんだから、そのままでもいいじゃないか」と思うかもしれませんが、2026年以降のリスクは以下の3点に集約されます。
- ゼロデイ攻撃の標的になる
- レンタルサーバーが強制的にPHPバージョンをあげて、エラーになる
というリスクを伴います。そのため、速やかにアップデート対応が必要です。
PHPのバージョンとサポート期限
2025年は2年ぶりにやってきたPHPのメジャーバージョンのサポート切れ期限の年です。今回サポートが切れるのは「8.1」で、すでにアクティブサポート終了は切れていますが、2025年末でセキュリティサポートも終了します。
| PHPバージョン | 初回リリース日 | アクティブサポート終了 | セキュリティサポート終了 | 現状のステータスと推奨アクション |
|---|---|---|---|---|
| PHP 7.4 | 2019/11/28 | 2021/11/28 | 2022/11/28 | 危険:即時の移行が必要。多くのプラグインが非対応化。 |
| PHP 8.0 | 2020/11/26 | 2022/11/26 | 2023/11/26 | 危険:レンタルサーバーでも非推奨化が進む。 |
| PHP 8.1 | 2021/11/25 | 2023/11/25 | 2025/12/31 | 緊急:サポート切れ。今すぐ8.3以上へ移行必須。 |
| PHP 8.2 | 2022/12/08 | 2024/12/31 | 2026/12/31 | 警告:アクティブサポート終了済み。今すぐ8.3以上へ移行必須。 |
| PHP 8.3 | 2023/11/23 | 2025/12/31 | 2027/12/31 | 推奨:安定性と互換性のバランスが良い移行の第一候補。 |
| PHP 8.4 | 2024/11/21 | 2026/12/31 | 2028/12/31 | 理想:最新機能と最長サポート。 |
前回のセキュリティサポート終了がPHP8.0の2023年11月だったため、期間が空いてしまった分、「バージョン上げ忘れ」が起こりやすい状況になっているため、しっかりとアップデートをする必要があります。
WordPressとPHPのバージョン互換表
WordPressサイトを運営している場合は、WordPressの対応バージョンもチェックしましょう。
WordPress6.4未満の場合は、PHP8.1未満のはずなのでそもそも現在のレンタルサーバーでは動作しないケースが多いですが、WordPress6.4以上でも現状はサポートが終了するPHP8.1が動作PHPバージョンになっていますが、ここが2026年になるとPHP8.2以上に設定されます。
| WordPressバージョン | 動作PHPバージョン | 推奨PHPバージョン | 備考 |
|---|---|---|---|
| 6.8 | 7.2 – 8.4 | 8.1以上 | 最新版(2025年時点) |
| 6.7 | 7.2 – 8.4 | 8.1以上 | |
| 6.6 | 7.2 – 8.3 | 8.1以上 | |
| 6.5 | 7.0 – 8.3 | 8.1以上 | |
| 6.4 | 7.0 – 8.3 | 8.1以上 | |
| 6.3 | 7.0 – 8.2 | 7.4以上 | |
| 6.0-6.2 | 5.6.2 – 8.2 | 7.4以上 | |
| 5.9 | 5.6.2 – 8.1 | 7.4以上 | |
| 5.6-5.8 | 5.6.2 – 8.0 | 7.4以上 | |
| 5.0-5.5 | 5.6.2 – 7.4 | 7.4以上 | EOL間近 |
| 4.x | 5.2.4 – 7.x | 7.0以上 | セキュリティサポート終了(2025年7月) |
【サーバー別】「強制アップデート」はある?対応状況まとめ
レンタルサーバーを利用している場合はここも重要です。2025年12月現在の主要レンタルサーバーの対応状況は以下です。
| レンタルサーバー | PHP 8.1 今後の扱い | 強制アップデート |
|---|---|---|
| XServerレンタルサーバー1 | 利用可能 | なし |
| さくらのレンタルサーバー2 | 利用可能 | なし |
| コアサーバー3 | 利用可能 | なし |
| バリューサーバー3 | 利用可能 | なし |
| XREA3 | 利用可能 | なし |
| ロリポップ!レンタルサーバー4 | 一部サーバー: 契約時から提供なし 旧サーバー:利用可能 | なし |
| ConoHa WING5 | 利用可能 | なし |
| スターレンタルサーバー6 | 利用可能 | なし |
多くのレンタルサーバーは2026年になってもPHP8.1の提供を続けますが、ロリポップ!レンタルサーバーのように、「一部契約サーバーはそもそもPHP8.3以上」という縛りがあるケースもあります。
移行先は「8.3」か「8.4」か?
2025年12月現在、選択肢は2つあります。
- PHP 8.3(推奨・安定版): 多くのプラグインが対応完了しており、最もトラブルが少ない安全な選択肢です。今から変えるならまずはこれ。
- PHP 8.4(最新版・長期サポート): パフォーマンスは最強ですが、開発が止まっている古いプラグインが動かない(Critical Errorが出る)リスクが高いです。
まずは「PHP 8.3」へ上げて、プラグインなどテスト環境でPHP8.4をテストするのが良いでしょう。
失敗しない!安全なPHPアップデート手順【5ステップ】
「サイトが壊れるかもしれないから、更新ボタンを押すのが怖い」という方のために、絶対に失敗しない(失敗しても戻せる)手順をご紹介します。
STEP 1:バックアップを取る(必須)
何はともあれバックアップです。
ディレクトリごと、別のディレクトリにバックアップコピーするでも良いですし、WordPressなら、無料プラグイン「UpdraftPlus」などを使い、データベースとファイルの両方をバックアップしておきましょう。何かあったときに戻しやすくなります。
また、本番環境で行うことができない場合は、テスト用のサブドメインを一時的に作成して、そこでテストをするのもオススメです。
STEP 2:更新が止まっているプラグインを特定する
PHPの更新でエラーが出る原因の9割は「古いプラグインやライブラリ」です。
WordPressであれば、管理画面のプラグイン一覧を見て、以下の特徴に当てはまるものがないかチェックしてください。
- 「最終更新: 1年以上前」のもの
- 「使用中のWordPressバージョンで未検証」のもの
これらはPHP 8.3に対応していない可能性があります。もちろん、PHP8.3以上にしても問題ないケースもあるので、どうしても外せない場合は、一旦残してテスト環境でテストしてみましょう。
STEP 3:サーバーパネルでPHPバージョンを変更する
レンタルサーバーの管理画面にログインし、「PHPバージョン切替」メニューから、対象ドメインのPHPを「8.3.x」に変更します。
STEP 4:サイトを目視チェック
サイトのトップページだけでなく、主要ページも目視でチェックしましょう。WordPressなら管理画面も要チェックです。
STEP 5:もしエラーが出たら…「秒で戻す」
画面が真っ白(White Screen of Death)になったり、「重大なエラー」と出ても焦る必要はありません。
- サーバー管理画面に戻る。
- PHPバージョンを「8.1.x」に戻す。
- 数分待てば、元のサイトが復活
その後、STEP2で怪しかったプラグインを1つずつ停止しながら、「エラーが出なくなるまで」STEP3〜4を繰り返せば、しっかりとアップデートができます。
Footnotes
価格は記載がある場合を除き、すべて税込みです。
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