
主要VPSのバックエンド回線を徹底比較!失敗しない選び方ガイド
主要VPSのバックエンド回線を、回線自体の速度と上限速度で網羅的に比較。ビジネス用途など、回線速度からVPSを選ぶ際のポイントや、回線速度が重要な用途でのベストVPSを紹介します。
Quick Picks — 回線速度が重要な場合のベストVPS
更新日: 2025.10.31XServer VPS
100Mbps上限だがビジネスプランにアップグレードすれば上限はなし。価格も安く、一般的な用途なら回線速度と価格のバランスが良い。
ConoHa VPS
コスパ最強VPS・ConoHa VPSは、バッグエンドが共有50Gbpsと強固なだけでなく、有料オプションを使えば上限300Mbpsまで拡張ができるのも強み。
WebARENA IndigoPro
NTTグループのWebARENA IndigoProなら回線速度と品質は折り紙付き。上限は非公開だが、プロ用途なら間違いなくファーストチョイス。
目次
主要VPSサービスのバックエンド回線速度一覧
まずは、主要VPSサービスのバックエンド回線速度を一覧で比較してみましょう。
| VPSサービス | インターネット回線速度 | 上限速度 |
|---|---|---|
| ConoHa VPS | 共有50Gbps | 100Mbps(※300Mbps) |
| DigitalOcean VPS | 共有2Gbps(プレミアムは10Gbps) | 非公開 |
| GMOクラウド VPS | 共有(速度非公開) | 非公開 |
| KAGOYAクラウド VPS | 非公開 | 非公開 |
| お名前.com VPS | 共有100Mbps | 非公開 |
| さくらのVPS | 共有100Mbps | 非公開 |
| シンVPS | 共有10Gbps | 非公開 |
| Vultr VPS | 非公開 | 非公開 |
| WebARENA Indigo | 非公開 | 共用500Mbps上限 |
| WebARENA IndigoPro | 共用10Gbps | 非公開 |
| XServer VPS | 共有10Gbps | 100Mbps上限 |
| XServer 無料VPS | 共有10Gbps | 30Mbps上限 |
| XServer VPS (ビジネスプラン) | 共有10Gbps | 上限なし |
※ 有料オプションを申し込んだ場合
VPSでは共有100Mbps回線がベースで、サービスによって回線速度が異なります。
低価格プランが多いVPSサービスでは共有10Gbpsが多く、業務・ビジネス用途をターゲットとしてるVPSサービスほど回線速度が速くなります。2025年にアップグレードしたConoHa VPSは、低価格VPSながら共有50Gbpsと非常に強固な回線を誇ります。
ただ、VPSは基本的に共有回線となるので、共有回線自体が高速でも使える上限が決まっていると意味がないので、その点は注意が必要です。
バックエンド回線速度からVPSサービスを選ぶ際のポイント
- 標準速度
VPSサーバー使うことができる回線の標準速度
- 上限速度
回線の標準速度のうち、ユーザーが使える上限
- ベストエフォート
インターネット回線はベストエフォートが基本と理解しよう
まず最初にチェックしたいのがVPSサーバー使うことができる回線の標準速度。ここは専用回線か共有回線かで大きく異なりますが、VPSの場合はほぼ全てが共有回線でしょう。ここの速度は収容されているVPSサーバー全体が使う速度です。
次にチェックするのが上限速度。上限速度は設定をしていないVPSサービスも多いですが、回線速度の上限がある場合、スペック上の共有回線速度をそのまま使えるわけではないという点に注意しましょう。
また、回線速度は「あくまでベストエフォート」ということを理解しておきましょう。10Gbps回線だから、常にその速度が出るわけではないですし、混雑時は100Mpps程度しか出ないということも有り得ます。
この辺りは、VPSサービスの人気度合いなどにも影響するため、実際にお試しクーポンや無料試用などを使って、速度テストをしてみるのがベストです。
ネットワーク回線速度からみたベストVPS
一般的な用途ならこのVPS
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。
一般的な用途で、回線速度と価格のバランスが良いのは XServer VPS。バックエンド回線は共有10Gbpsで上限は100Mbps。ビジネスプランなら共有10Gbpsで上限無しになります。
比較したVPSサービスの中で最速クラスですが、月額料金はキャンペーン時なら600円程度から契約が可能で、しかもサーバー自体は最新のAMDサーバーなので、処理性能も高め。
最大192GBプランまでラインアップがあるため、業務用途など回線速度と処理速度が重要視される使い方でも十分に威力を発揮してくれるでしょう。
回線が重要かつサーバー料金は抑えたいならこのVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
ネットワーク回線は強化したい、でもVPSの料金はなるべく抑えたいと言うのであれば、ConoHa VPSがベスト。
バックエンド回線が共有共有50Gbpsと、国内事業者で最高速度クラスであることと、有料で回線速度を100Mbps上限から300Mbps上限にアップグレードできる「ネットワーク帯域拡張」オプション1の存在が大きいでしょう。
「ネットワーク帯域拡張」オプションは月額費用が9,901円と高額ですが、時間単位での利用も可能なので、キャンペーンなどによる突発的なアクセスの増加が見込まれる時だけ利用することも可能。
こちらでネットワーク帯域をある程度コントロールできるというのは、回線速度が重要なケースでは大きなメリットになります。
回線速度・最速で選ぶならこのVPS
格安VPSサービスWebARENA Indigoの上位VPSサーバーサービスが「IndigoPro」。10Gbpsの国内最高速回線を採用するなど、ハイスペックなVPSになっています。
国内のバックエンド回線を担っているNTT系のNTTPCが運営するWebArenaのVPSサービス「Indigo Pro」も共用10Gbpsと国内最速クラス。回線速度が重要なビジネス用途なら、安心・安全でしょう。
ただ、業務用途を想定しているためか、料金プランの構成がやや高めのスペックであったり、メモリ容量を重視していたりと、やや偏りがあるのが特徴です。
また、料金プラン自体も高めの価格設定なので、個人用途というよりかは企業などのビジネス用途に最適な、回線速度が速いVPSと言えます。
Footnotes
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
格安VPSサービスWebARENA Indigoの上位VPSサーバーサービスが「IndigoPro」。10Gbpsの国内最高速回線を採用するなど、ハイスペックなVPSになっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。


