【2025年版】ヘッドレスCMS「Strapi」を簡単セルフホストできるVPSサービスを徹底比較!ベストはこれだ!

【2025年版】ヘッドレスCMS「Strapi」を簡単セルフホストできるVPSサービスを徹底比較!ベストはこれだ!

自由で使い勝手が良いことで人気のヘッドレスCMS「Strapi」。VPSでセルフホストするメリットと必要スペック、実際に運用した経験から選んだ「簡単セルフホストできるVPSプラン」を徹底比較しました。

編集ノート:SERVERSUSでは、パートナーリンクからコミッションを得ています。コミッションが記事の意見や、サービスの評価に影響を与えることはありません。
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ヘッドレスCMS「Strapi」を簡単セルフホストできるVPS プラン・一覧比較

本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。

VPS・プラン
比較ポイント
スペック
月額料金 (長期契約を含む)
開催中のキャンペーン
  • 4GBメモリプランで圧倒的に最安値
  • コア数が少なく、最低利用期間が3ヶ月
3コア4GB50GB
¥980 〜
初期費用: ¥0
大容量メモリプラン 12ヶ月新規で30%キャッシュバック
  • 長期割引なしで十分な低価格
  • クラウドに近い機能がある
4コア4GB600GB
¥1,617 〜
初期費用: ¥0
  • 最新のハイスペックサーバーで競合の4倍高速
  • 3ヶ月の最低利用期間がある
4コア4GB200GB
¥3,091 〜
初期費用: ¥0
大容量メモリプラン 12ヶ月新規で30%キャッシュバック
  • SLA保証がありStrapiをビジネスで使うならベスト
  • 価格は高い
4コア4GB200GB
¥3,830 〜
初期費用: ¥0
ビジネスプランが新規12ヶ月以上で30%キャッシュバック

「Strapi(ストラピ)」とは?

Strapi(ストラピ)は、オープンソースのヘッドレスコンテンツ管理システム(CMS)およびデジタルコンテンツデリバリーシステム(DCMS)のフレームワークです。至極簡単いうと、「記事管理機能だけを取り出したWordPress」というイメージでしょうか。

Strapiは、開発元がサーバーも含めてStarpi環境を提供してくれるサービス「Strapi Cloud」と、セルフホスト版ががありますが、今回は、Strapi Community Edition(CE)をVPSでセルフホストする前提でガイドを作成しています。

Strapiをセルフホストするメリット

Strapi Cloudを使わないで、敢えてセルフホストでStrapiを使うには、以下のようなメリットがあります。

  1. Strapi Cloudの有料プランよりも安くできる
  2. セキュリティを独自に設定することができる
  3. エントリー数などの上限値を気にせず使うことができる
  4. 規模が大きくなったらプランアップグレードで対応できる
  5. スナップショットでStrapiサーバー全体を簡単バックアップ

という点です。特に大きいのが金額面と管理面でしょう。

Strapi Cloudは、

  1. PRO: 月額99ドル
  2. TEAM: 月額499ドル

となっていて、Web系のサブスクの中でもかなり高額なサービスです。セルフホストをすれば1/10程度の金額でStrapiを使うことが出来ます。

Strapiをセルフホストする際の推奨スペック

Strapiをセルフホストする際は、Strapiを推奨しているスペックを満たしたPC、もしくはサーバーにインストールするのがベストです。Strapiの推奨スイペックは、公式ブログに記載があります。

Strapi Hardware Requirements

上記のページによると最低・推奨スペックは下記の通りになります。

項目最低スペック推奨スペック
vCPUコア1コア2コア
メモリ2GB4GB
ストレージ32GB以上32GB以上
Node.jsバージョンver.12ver.14

StrapiはNode.jsの奇数番号のバージョンをサポートしていないので、注意しましょう。

なお、Strapiは動作環境にNode.jsが必須となるため、共有レンタルサーバーで利用することはできません。VPSか、サーバーレス、クラウドサーバーを利用することになりますが、VPSが一番コスパが高いためオススメです。

Strapiを簡単セルフホストできるVPSを選ぶ際のポイント

  1. Strapiの推奨スペックを満たしているか

    最低スペックではなく、推奨スペックを満たしているか

  2. 長期利用を含めた料金

    長期契約も含めてプランがStrapi Cloudよりも安いか

  3. Strapiテンプレートの有無

    管理画面から一発でStrapiサーバーを立ち上げできるか?

まず、Strapiをセルフホストするなら公式スペックを満たしている必要があります。最低スペックは1コア・2GBメモリですが、ここでは推奨スペックである2コア・4GBメモリ以上の下限スペックのプランで比較をします。というのも、Strapiには「記事を書く機能」と「書いた機能をデータとして吐き出すAPI機能」がありますが、最低限のスペックだとAPIのレスポンスが下がって、サイトの評価を下げる可能性があるためです。

次に、料金です。StrapiなどのヘッドレスCMSは、基本的に一度立ち上げたら1年単位で使う場合がほとんどなので、長期利用割引も含めた料金、かつStrapi CloudのPROプラン(月額99ドル)よりも安いの重要です。

最後に確認したいのがVPSサービス側に、簡単にStrapiサーバーを立ち上げることができる「Strapiテンプレート」があるかどうか。

Strapi自体はNode.jsをインストールしていれば比較的簡単にインストールが可能ですが、安定して運用するとなると、それなりにサーバーやNode.jsに関する知識が必要です。

実際にStrapiのセルフホストをやってみると、環境(Linux OSやNode.jsのバージョンなど)によってエラーでハマってしまうこともあるので、「稼働することをVPSサービスが確認してくれている」StrapiテンプレートがあるVPSを選ぶのがベストです。

ベスト「セルフホストStrapi」VPSはこれ!

バランス・コスパで選ぶならこのVPS

バランスとコスパがベストKAGOYAクラウド VPS 4GBプラン

公式サイト

KAGOYAクラウド VPSのイメージ

公式サイト

推奨スペックを満たしているか
単月契約の料金
¥1,617
Strapiテンプレートの有無

なぜこのプランがベスト?

ベストプランはカゴヤCloud VPSの4GBプラン。4コア・4GBメモリ・600GBストレージと、推奨を上回るスペックで、クラウドに近い機能もあるため、柔軟なアップグレードが可能です。

ストレージ容量も600GBと大容量なので、ファイルやデータの件数が多くなっても十分に耐えられるVPSプランです。

キャンペーンによる割引がほぼないため、初回料金だけ少し高く見えますが、Strapiは一度運用を開始すると数年は使うことになるため、契約更新も含めたトータルのコストで考えたらコスパは間違いなく高くなります。

メリット・デメリット

メリット
  • クラウドに近い機能があって価格も安い
  • 長期利用割引も追加されてコスパもアップ
  • 1日単位の課金にも対応
  • ストレージが600GBと大きい
デメリット
  • キャンペーンによる割引がほぼない

価格で選ぶならこのVPS

価格がベストシンVPS 大容量メモリ 4GBプラン

公式サイト

シンVPSのイメージ

公式サイト

推奨スペックを満たしているか
単月契約の料金
¥980
Strapiテンプレートの有無

なぜこのプランがベスト?

価格でStrapiのセルフホストサーバーを選ぶなら、2025年に新登場したシンVPSの「大容量メモリ4GBプラン」がベスト。一般的なVPSの4GBプランは、4コア・4GBメモリが多いですが、このプランはコア数を3コアに減らし、ストレージも50GBと抑えることで、月額料金を最安値時1,000円未満に抑えてハイコスパプランです。

ただし、コア数が少ないため、同時にアクセスが集中するとレスポンスが下がる可能性があります。StrapiはAPIを使うことが多いので、同時アクセス数が多い場合は注意しましょう。

また、最低利用期間が3ヶ月と競合と比較すると長めの設定になっているため、「試しに使ってみる」という用途にも不向きです。

メリット・デメリット

メリット
  • 競合を圧倒する最安値
  • プランアップグレードしても安い
デメリット
  • コア数とストレージ量量が少ない
  • 最低利用期間が3ヶ月

ビジネス用途ならこのVPS

ビジネス用途でベストXServer VPS ビジネス・4GBプラン

公式サイト

XServer VPSのイメージ

公式サイト

推奨スペックを満たしているか
単月契約の料金
¥3,830
Strapiテンプレートの有無

なぜこのプランがベスト?

セビジネスでStrapiサーバーを使うなら、SLAが追加されているXServer VPSのビジネスプランがベスト。4コア・4GBメモリと十分なスペックで、SLA保証もあるため、ビジネス用途でも安心して使うことができます。

価格は最安値のシンVPSのプランの4倍近くしますが、ビジネスにおいてはサーバーの安定性は非常に重要になるため、保険をつけていると思うと良いでしょう。

メリット・デメリット

メリット
  • SLA保証がありビジネスに最適
デメリット
  • 料金が高い

ヘッドレスCMS「Strapi」を簡単セルフホストできるVPSのよくある質問

Q.

Strapiテンプレートで起動させたVPSでファイルアップロード機能は使える?

A.

Strapiではアップロードプラグインをインストールし、必要なストレージプロバイダーを設定することで、ファイルアップロード機能を使うことができます。

npm install @strapi/plugin-upload

対応するストレージプロバイダーは下記の通りです。

  1. Amazon AWS S3
  2. Cloudinary
  3. ローカル

ローカルファイルにも対応しているので、VPSのローカルで画像や動画を大量に管理するなら、ストレージ容量が大きいVPSプランを選ぶようにしましょう。

参考: https://docs.strapi.io/dev-docs/plugins/upload

Q.

Strapiを自分でVPSにインストールするのは難しい?

A.

StrapiはNode.jsで動くので、Node.jsのインストールとコマンドラインからnpmでstrapiプロジェクトを作成することができれば、VPSに簡単にインストールできます。

npm install -g create-strapi-app
create-strapi-app my-project --quickstart
cd my-project
npm run develop

ただ、Node.jsのバージョン管理やStrapiでエラーが出てきた際の対処などにはNode.jsの知識が必要になります。

Q.

セルフホストしたStrapiのデータはバックアップできる?

A.

VPSでStrapiをホストしているなら、スナップショットでサーバー全体をバックアップしておくのが一番簡単で安全です。

StrapiはデフォルトでSQLiteデータベースを使っているため、デフォルトのままであればSQLiteファイルをバックアップすればOKです。StrapiをPostgreSQL、MySQL/MariaDBでStrapiをセットアップしているのであれば、dumpコマンドなどでデータベース全体をバックアップすればOKです。

静的ファイルなどのバックアップは、Strapiを展開しているフォルダからバックアップをすることになります。

Q.

推奨スペックや最低スペック以下のVPSでもStrapiをホストできる?

A.

API経由で動的データを読み出さないで、単純に記事を溜めておくだけのヘッドレスCMSとして使うなら(例えば、静的サイトジェネレータでサイトを書き出す等)、1コア・1GBメモリ程度のVPSでもStrapiを稼働させることは可能です。メモリ512MBクラスのVPSでは起動は出来ても、実運用は厳しいかもしれません。

API経由で動的データを読み出す前提ならば、数百円の差額を節約するよりも安定稼働をとったほうが快適になるかと思います。

このガイドで紹介したVPS

  • KAGOYAクラウド VPSのイメージ

    KAGOYAクラウド VPS

    国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。

    もっと詳しく公式サイト

  • シンVPSのイメージ

    シンVPS

    国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「シンVPS」。後発サービスならではの豊富な機能と、メモリ、ストレージのGBあたりのコスパが非常に高いプランが魅力です。

    もっと詳しく公式サイト

  • XServer VPSのイメージ

    XServer VPS

    国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

    もっと詳しく公式サイト