
【2025年版】「OpenVPN」サーバーを簡単セルフホストできるVPSを徹底比較!
VPSコストだけでライセンスフリーでVPNを構築できる「OpenVPN」。簡単に使えるのが特徴なOpenVPNのVPSでセルフホストする際の推奨スペック、有料VPNサービスとの比較から、ベストなVPSサービス・プランをガイドします。
Quick Picks — OpenVPNセルフホストVPS
更新日: 2025.11.10XServer VPS 2GB
3コア/2GBメモリプランで最安値。スペックのバランスも良く、キャンペーンを使えばさらに安くなる。
シンVPS 大容量メモリ2GB
2025年に新登場した低価格大容量メモリプラン。vCPUコア数が1コア少ないが、価格が20%近く競合よりも安い。
目次
OpenVPNを「秒」で構築できるVPS プラン・一覧比較
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
- 最新のハイスペックサーバーで競合の4倍高速
- ストレージがやや弱い
初期費用: ¥0
「OpenVPN」とは?
OpenVPNは、オープンソースで開発されているVPN(仮想プライベートネットワーク)を構築するためのアプリケーションです。ソフトウェアライセンス料金が不要なため、サーバー費用だけで安価にVPNを利用することができます。
OpenVPNは、Windows、Mac、Linux、iOS、Androidなど、多くのOSに対応しているため、様々なデバイスで利用することができます。また、OpenVPNはセキュリティが高いため、企業や個人での利用にも適しています。
OpenVPNを使うメリット
VPNを使うとなると、VPNサービスを使うのが一般的です。
VPNサービスはライセンスごとに「同時接続端末台数の制限」がありますが、VPSでOpenVPNを使う場合は、**『サーバーの負荷が耐えられる範囲内』**で同時接続が可能です。もちろん、この負荷はサーバーのリソース(CPU、RAM、ネットワーク帯域幅など)に依存するため、実際に接続可能な台数には制限がありますが、VPNサービスの月額料金と同等価格VPSプランであれば、VPNサービスよりも多くの台数の処理ができる可能性があります。
また、OpenVPNはオープンソースであるため、セキュリティ上の問題が発見された場合でも、迅速に対応策が提供されることが期待できる点もメリットの一つです。
OpenVPNを使うデメリット
OpenVPNは柔軟性やコスト面でのメリットがありますが、VPSのセットアップや管理には一定の知識が必要です。セキュリティを重視する場合、自分でセキュリティを管理する必要があるため、セキュリティの知識が必要です。
また、OpenVPNを利用する場合は、サーバーのセキュリティ管理は自分で行う必要があります。これには暗号化設定やアップデート対応などの知識が求められ、誤った設定をするとセキュリティが低下するリスクもあります。
VPNサービスとセルフホストOpenVPNの比較
国内の大手VPNサービスと、VPSでOpenVPNをセルフホストする際の比較をしてみましょう。
| サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 設定・構築 | 同時利用 | セキュリティ設定 |
|---|---|---|---|---|---|
| VPS | 0円 | 700円ほど〜 | 必要 | 無制限 | カスタマイズ可能 |
| 国内A社 | 0円 | 1,100円〜 | 不要 | 3端末 | - |
| 国内B社 | 0円 | 1,089円〜 | 不要 | 1端末 | - |
OpenVPNをVPSでホストするとコスパが高い
OpenVPNはクラウドでも運用は可能ですが、クラウドの場合はデータ転送量に応じて料金が発生するため、データ転送量が多い場合は運用コストが非常に高額になります。コストを考えたら、転送量で追加されないVPSで運用することがおすすめです。
また、VPNサービスを使うという選択肢もありますが、VPNサービスは月額料金が高めで、VPSでOpenVPNをセルフホストする方が、VPNサービスを利用するよりも月額費用が30%ほど安くなります。
接続数に制限がない
次に大きいのが「接続元の同時利用数」です。
VPNサービスの場合、基本的に「1契約で1端末」の月額料金ですが、VPSでOpenVPNをセルフホストする場合は「VPSサーバーの負荷が耐えられる範囲であれば、接続数は無制限」となります。
ここはかなり大きな違いで、複数端末を同時接続する場合は、月額コストを有料VPNサービスの1/10以下にする子も可能です。
セキュリティ設定をカスタマイズできる
OpenVPNは設定項目が豊富にあるため、VPN環境のセキュリティを高めることが可能です。
例えば、OpenVPNであれば、鍵運用、TLS強化、ポート/FW制御、追加認証、暗号スイート見直しなど、複数の設定を使い方に合わせて組み合わせることで、VPN環境のセキュリティを高めることができます。
VPNサービスの場合は、基本的にサービス側の設定に従うことになるため、柔軟性もないですし、よりセキュリティを高めることもできません。
OpenVPNをセルフホストする際の推奨スペック
OpenVPNは公式で詳細な推奨スペックは公開されていませんが、速度を出すためにはなるべく高スペックのPCを使うことを推奨されています。
OpenVPNでは通信の暗号化や署名処理をCPUを使って行うため、特にVPNサーバーのスペックがスループットに直接影響を与えます。高いスループットを出したい場合は、できるだけ高いスペック(CPU)のPCをVPNサーバーにすると良いでしょう。
実際に運用しているユーザーレビューを見ると、OpenVPNを10台のデバイスで使う場合は3コア、2GBメモリ程度のスペックがあれば良いとの声が多いため、今回はそのスペックで比較をします。
OpenVPNを簡単セルフホストできるVPSを選ぶ際のポイント
- OpenVPNテンプレートの有無
管理画面から一発でOpenVPNサーバーを立ち上げできるか?
- 単月利用料金
不要になったらすぐ解約できるように単月プランで比較
- 転送量制限
月間転送量の制限があると、通信ができなくなる
まず最初に、OpenVPNテンプレートの有無についてチェックしましょう。OpenVPNテンプレートがあると、管理画面から一発でOpenVPNサーバーを立ち上げることができるため、初心者でも簡単にVPNサーバーを構築することができます。
次に大事なのが単月利用料金。OpenVPNを使う場合、不要になったらすぐ解約できるように、単月プランで比較することがおすすめです。また、単月契約時に、VPNサービスの月額料金よりも安くなるとコストメリットが見えやすくなります。大手のVPSサービスでは、月額料金は概ね2,000円前後です。
OpenVPNを使う場合は、月間転送量の制限があると、通信ができなくなるため、月間転送量の制限がないVPSを選ぶことがおすすめです。
ベスト「OpenVPN」VPSはこれ!
バランス・コスパで選ぶならこのVPS
バランスとコスパがベストXServer VPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
ベストプランはXServer VPSの2GBプラン。スペックは3コア・2GBメモリで、OpenVPNを利用する際に十分なスペック。それでいて、月額料金は単月契約で有料VPNと同等、長期利用契約をすれば800円台での利用も可能です。
最安値ではないですが、サーバースペックが高いので、クラウドストレージなど負荷が低めのアプリと同居させることも可能。コスパは高くなります。
メリット・デメリット
- メリット
- 単月契約でも700円台で安い
- 長期契約 x キャンペーンで500円程度で運用することも可能
- デメリット
- 時間課金がないため、お試しができない
最安値で選ぶならこのVPS
価格がベストシンVPS 大容量メモリ 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
最安値で運用するならシンVPSの2GBプランがベスト。スペックは2コア・2GBメモリとコア数が少なく、ストレージも50GBと少ない設定ですが、とにかく価格が安いのがメリットです。
単月契約でも700円台と安いため、VPNサービスの単月契約と比較して30%以上安くVPNサーバーを運用することができるため、初めてOpenVPNを使う方にもおすすめです。
プランアップグレードにも対応しているため、利用状況に合わせて柔軟にプラン変更できます。
メリット・デメリット
- メリット
- 単月契約でも700円台で安い
- 長期契約 x キャンペーンで500円程度で運用することも可能
- デメリット
- 時間課金がないため、お試しができない
- 最低利用期間が3ヶ月

