「n8n」セルフホスト向けVPSガイド2025|推奨スペックと主要プロバイダ比較

「n8n」セルフホスト向けVPSガイド2025|推奨スペックと主要プロバイダ比較

AIサービスや外部ツール組み合わせることで、ワークフロー自動化することができる「n8n」。無料で使うことができるOSS版を「秒で構築」も可能なVPSサービスを比較します。

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n8nを「秒」で構築できるVPS プラン・一覧比較

本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。

VPS・プラン
比較ポイント
スペック
月額料金 (長期契約を含む)
開催中のキャンペーン
2コア2GB30GB
¥0 〜
初期費用: ¥0
  • 2GBメモリで月額700円未満からの脅威的なコスパ
  • アップグレードも可能
2コア2GB50GB
¥690 〜
初期費用: ¥0
大容量メモリプラン 12ヶ月新規で30%キャッシュバック
  • コア数が3コアで多い
  • 最新のハイスペックサーバーで競合の4倍高速
3コア2GB50GB
¥831 〜
初期費用: ¥0
ビジネスプランが新規12ヶ月以上で30%キャッシュバック
3コア2GB100GB
¥903 〜
初期費用: ¥0
最大70%OFF プレミアムウィンターキャンペーン
  • ストレージが150GBと多め
  • 他のOSSと同居させるなら最適
3コア2GB150GB
¥1,530 〜
初期費用: ¥0
大容量メモリプラン 12ヶ月新規で30%キャッシュバック

「n8n」とは?

n8nは、オープンソースのワークフロー自動化システムです。

数年前から存在するOSSですが、AIサービスや外部ツールを組み合わせることで、ルーティンワークの自動化など、生産性を向上させることができることから、ここ1年ほどで急激に利用ユーザーが増えています。

n8nは開発元が提供するクラウドサービスもありますが、自身のサーバーにインストールすることで、月額20ユーロからと高額なサービスになっているため、VPSでセルフホストするとコストを削減できます。

n8nをセルフホストする際の推奨スペック

ほとんどの処理を外部サービスで実行するため、n8n自体はオートメーションを記録管理するDB、GUI、定時実行するサーバーだけの構成なので、そこまで処理能力が高いVPSインスタンスを必要としません。

Prerequisites | n8n

上記のページによると推奨スペックは下記の通りになります。

項目推奨
vCPU10 CPU cycles
メモリ320MB - 2GB
ストレージ512MB - 4GB

公式サイトでは、「10 CPU cycles」という見慣れないスペック記載がありますが、「n8nはCPU負荷が高いツールではないため、AWSやGCPなどのクラウドプロバイダーの小規模なインスタンスでも、ほとんどの用途で十分です1」と言うことで、メモリの方を重要視すべきでしょう。

n8nを簡単セルフホストできるVPSを選ぶ際のポイント

  1. n8nテンプレートの有無

    管理画面から一発でn8nサーバーを立ち上げできるか?

  2. 長期利用を含めた料金

    長期契約も含めたプラン価格

  3. アップグレードが可能か

    タスクが増えるほどメモリが必要になるため、アップグレードができるVPSが良い

n8nは、Docker版も用意されているため、Dockerに慣れている方は、公式のdocker-composeファイルを使って構築するのも良いですが、Dockerサーバーを構築して、n8nコンテナ群を起動して、、、と言う手間を考えたら、n8nのアプリケーションイメージがあるVPSで一発で起動してしまうのが圧倒的に簡単です。アプリの特性を考えると、既存のVPSサービス上に乗せるよりも、単体インスタンスで使う方がセキュリティ的にも安心でしょう。

次に大事なのが、長期利用を含めた料金です。n8nはワークフロー自動化システムなので、一度ワークフローを組み込んだら、そのまま止めるまでずっと起動しっぱなしで使うことがほとんど。そう考えると、長期利用割引も含めて最安値になるVPSを選ぶのがベストです。

最後に大事なのが、「アップグレードが可能か」です。

n8nは、ワークフローを組み込むほど、タスクが増えていきます。公式ドキュメントにも記載がある通り、タスクが増えるほど、メモリを多く消費するため、アップグレードが可能なVPSを選ぶのがベストです。

ビジネスで使うなら「SLA」も重要

ビジネスでn8nを使う場合は、ゼロ・ダウンタイムで運用するためにも「SLA(Service Level Agreement、サービス品質保証制度)」の設定があるVPSを使うのがベストです。特に、n8nで実行するワークフローがビジネススキームの重要な部分を担う場合、ダウンタイムが発生すると大きな損失につながる可能性があります。

ダウンタイム時の損失を補償してくれるわけではないですが、「SLAを提供するVPS = ダウンしない自信があるVPS」とも言えるため、ビジネスで使う場合はSLAもチェックしましょう。

ベスト「n8n」VPSはこれ!

バランス・コスパで選ぶならこのVPS

バランスとコスパがベストXServer VPS 2GBプラン

公式サイト

XServer VPSのイメージ

公式サイト

n8nテンプレートの有無
長期利用を含めた料金
¥830
プランアップグレード

なぜこのプランがベスト?

ベストプランはXServer VPSの2GBプラン。スペックも3コア・2GBメモリと十分で、プランアップグレードにも対応。長く使えるVPSサーバーでありながら、最低利用期間が1ヶ月なので、「とりあえず試しにn8nサーバーをはじめてみる」と言う方にも最適です。

価格的には最安値ではないですが、最低利用期間が短い柔軟性を考えると、ベストプランと言えるでしょう。

メリット・デメリット

メリット
  • AMDの高速サーバー採用で処理能力が高い
  • 最低利用期間が1ヶ月と短い
  • コア数が3コアで安心
デメリット
  • 最安値ではない

最安値ならこのVPS

料金の安さでベストシンVPS 大容量メモリ 2GBプラン

公式サイト

シンVPSのイメージ

公式サイト

n8nテンプレートの有無
長期利用を含めた料金
¥689
プランアップグレード

なぜこのプランがベスト?

とにかく低価格でn8nサーバーを運用したいなら、シンVPSが2025年にリリースしたメモリ増強・高コスパプランである「大容量メモリ2GBプラン」が最安値。

通常のシンVPSの2GBプランよりもコア数とストレージ容量を減らし、メモリにコストを振ったプランなので、まさにn8nに最適。プランアップグレードもできるため、長く使うことができます。

ただし、シンVPSは最低利用期間が3ヶ月なので、とりあえずのお試しや、短期間での利用を考えている方には向きません。

メリット・デメリット

メリット
  • 最新のAMDサーバーで競合比4.9倍の性能
  • 比較プランで最安値
デメリット
  • 最低利用期間が3ヶ月

Footnotes

  1. CPU considerations | n8n

このガイドで紹介したVPS

  • シンVPSのイメージ

    シンVPS

    国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「シンVPS」。後発サービスならではの豊富な機能と、メモリ、ストレージのGBあたりのコスパが非常に高いプランが魅力です。

    もっと詳しく公式サイト

  • XServer VPSのイメージ

    XServer VPS

    国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。

    もっと詳しく公式サイト