
【2025年版】Slackライクなチャットツール「Mattermost」を簡単簡単セルフホストできるVPSを徹底比較!
Slackライクなチャットツール「Mattermost」のセルフホストを、簡単構築できるVPSを徹底比較!実運用している筆者の経験から、スペック、運用上でベストなVPSサービス・プランをガイド。
Quick Picks — MattermostセルフホストVPS
更新日: 2025.11.7XServer VPS 2GB
3コア/2GBメモリプランで最安値。スペックのバランスも良く、キャンペーンを使えばさらに安くなる。
シンVPS 大容量メモリ2GB
2025年に新登場した低価格大容量メモリプラン。vCPUコア数が1コア少ないが、価格が20%近く競合よりも安い。
シンVPS 2GB
シンVPSの通常プランの2GBメモリ。ストレージが150GBと多いため、画像やファイルを多用するならベスト。
目次
Mattermostを「秒」で構築できるVPS プラン・一覧比較
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
「Mattermost(マターモスト)」とは?
Mattermost(マターモスト)は、オープンソースのチャット・メッセージ管理システムです。SlackライクなUIで、サーバーにインストールすることでセルフホストで運用できる点がSlackと大きく異なります。
また、以降で解説するとおり、Mattermostは必要スペックが非常に低いため、Slackと比較して管理コストを大幅に下げることも可能。Slackのすべての機能を使えるわけではないですが、外部アプリなどと組み合わせることで、ある程度解決することができます。
SlackではなくMattermostを導入するメリット
Slackという人気のサービスがある中で、あえてMattermostを導入するメリットは、
- コスパが高い
- Slackよりも制限が緩い
という点でしょう。
Slackはフリープランでも10人までスペースを無料で使うことができますが、検索できる履歴が1万件までなど、制限があります。また、有料プランにする際には、「すべてのユーザーが有料プランであること」というハードルがあります。
Mattermostであれば、Slackのフリープランのような制限はありませんし、仮に月額1,000円かかったとしても、10人で使えば一人当たり100円程度ですから、コスパに非常に優れています。
Mattermostをセルフホストする際の推奨スペック
Mattermostは
- Mattermostサーバー
- Mattermostクライアントアプリ
の二つがあります。今回の記事で紹介しているのはMattermostサーバーの方ですが、アプリ側とサーバー側で処理を分けていることもあって、Mattermostサーバーの必要スペックはあまり高くありません。
Install Mattermost Server on Ubuntu | Mattermost
上記のページによると最低スペックは下記の通りになります。
| 項目 | 最低スペック |
|---|---|
| vCPUコア | 1コア |
| メモリ | 2GB |
| データベース | PostgreSQL v12以上 |
公式ページによると、このスペックで1,000ユーザーまでをサポートするとあります。これで、ワークスペースやワークフローなども作り放題ですから、かなりコスパが良いと言えます。
Mattermostを簡単セルフホストできるVPSを選ぶ際のポイント
- Mattermostテンプレートの有無
管理画面から一発でMattermostサーバーを立ち上げできるか?
- 長期利用も含めた月額料金
長く使うケースがほとんどなので、長期利用料金で比較。利用ユーザー数でSlackより安いかをチェック
- プランアップグレードの可否
処理が重くなってきた際に、簡単にアップグレードができるのが重要
Mattermostはインストーラーから簡単インストールも可能ですし、Dockerでインストールもできます。ただ、いづれもLinuxサーバーの知識が多少なりとも必要になります。そうしたハードルや、インストール・設定のトラブルを回避する意味でも、Mattermostテンプレートを用意しているVPSを選ぶのがベストです。
Mattermostは長期利用をするケースがほとんどですから、長期利用契約時の料金で比較をしましょう。スペック面では、本記事ではMattermostの最低スペック以上の2GBメモリのVPSプランで比較をしています。ユーザー数が少ない場合は、1GBプラン、数名で使うなら512MBプランでも運用は可能です。ただ、2GB未満のプランに落としたとしても、長期利用契約をすると差額は数百円しかないため、後々のことを考えたら2GBプランにしておいても損はありません。
最後に、利用ユーザーが増えたり、保存メッセージ数が増えてきたときに、アップグレードができるかも重要なポイント。プランアップグレードができないと、Mattermostサーバーを移転することになるため、手間が増えます。
ベスト「Mattermost」VPSはこれ!
バランス・コスパで選ぶならこのVPS
バランスとコスパがベストXServer VPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
ベストプランはXServer VPSの2GBプラン。スペックは3コア・2GBメモリと十分で、長期契約&キャンペーン時には500円未満になることもあります。Slackのプロプランの料金が月額1,000円程度ですので、一人で使ったとしてもSlackよりも安くなります。
ネックはストレージが50GBと少ない点。少数ユーザーで使う場合は問題ないですが、ユーザー数が多い場合はネックになる可能性があります。
メリット・デメリット
- メリット
- キャンペーン時に長期利用契約で500円未満になることも
- AMDの高性能サーバーで処理速度が速い
- デメリット
- ストレージが50GBと少ない
とにかく安く運用するならこのVPS
価格がベストシンVPS 大容量メモリ 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
セルフホストのMattermostをとにかく安く運用したいなら、シンVPSの2025年に登場したメモリ増強プランの2GBプランが最安値。
従来プランよりもコア数が1コア少なくストレージも50GBしかない「スペックカットプラン」ですが、その分価格はかなり安く、運用コストを大幅にカットできます。
最低利用期間が3ヶ月ある点には注意しましょう。
メリット・デメリット
- メリット
- 比較プランで最安値
- デメリット
- 3ヶ月の最低利用期間がある
- コア数が2コア、ストレージが50GB
ストレージ容量が重要ならこのVPS
ストレージ容量がベストシンVPS 2GBプラン
なぜこのプランがベスト?
ストレージ容量を重視するならシンVPSの2GBプランがベスト。ストレージ容量が150GBと多く、他のVPSサーバーで「ストレージ追加オプション」を追加するよりもコストを抑えることができます。一人で使う場合は、Slackのプロプランを使った方が安いですが、後々複数人で使う場合は、コスパは良いでしょう。
3ヶ月の最低利用期間があるのがネックですが、最新のAMDサーバーで処理性能が高く、長期利用する前提なら問題にはならないでしょう。
メリット・デメリット
- メリット
- 最新のAMDサーバーで処理性能が高い
- ストレージが150GBと多い
- デメリット
- 3ヶ月の最低利用期間がある
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。


