
【2025年版】無制限で使い放題!「Jitsi Meet」セルフホストVPSを徹底比較!
無制限で使い放題できるオンラインビデオ会議OSSである「Jitsi Meet」を安く運用できるVPSサービスを徹底比較!選ぶ際のポイントを元に、プランを比較してベストプランを紹介します。
Quick Picks — Jitsi MeetセルフホストVPS
更新日: 2025.11.5KAGOYAクラウド VPS 4GB
3コア/4GBメモリプランで最安値。ストレージが600GBで他プランよりも多いのも強み。
WebARENA IndigoPro 8GB
NTTグループの強みを生かした高速回線を利用可能。価格は高いが回線品質が重要な用途ならベスト。
Conoha VPS 4GB
高いコスパで定番VPSになったConoHa。キャンペーンを利用数rと最安値クラスで、長く使うならとにかくコストを下げることができる。
目次
Jitsi Meetを安く運用できるVPS プラン・一覧比較
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
- 2025年のリニューアルで6GBメモリに増強
- ストレージ容量も大きい
初期費用: ¥0
- キャンペーン時に長期利用契約すると最安値
- ストレージ容量が大きいため録画もたくさんできる
初期費用: ¥0
- 2025年新登場の大容量メモリプラン
- 3ヶ月の最低利用期間がある
初期費用: ¥0
- 最新のハイスペックサーバーで競合の4倍高速
- 3ヶ月の最低利用期間がある
初期費用: ¥0
- SLA保証付きでビジネスに最適
- 価格がやや高めなのがネック
初期費用: ¥0
「Jitsi Meet(ジッチ・ミート)」とは?
Jitsi Meet(ジッチ・ミート)は、セルフホストサーバーで運用することが出来る、ZoomライクなオンラインWeb会議システムです。
Jitsi Meet自体は、Jitsiが運営するサーバーで利用することも可能ですが、OSSとして開発されているため、セルフホストをして運用することも可能です。
Jitsi Meetをセルフホストサーバーで使うメリットは?
Jitsiが運営するサーバーも十分にセキュアですが、セルフホストサーバーでJitsi Meetを運用することで、会議の音声や映像が第三者に漏れるリスクを軽減することができます。ここが、Jitsi Meetをセルフホストサーバーで使う最大のメリットでしょう。
Jitsi Meetは会議リンクさえ知っていれば、誰でも会議に参加できますが、セルフホストサーバーであれば、社内IPアドレス以外のアクセスを禁止したり、VPN経由でないとNGにしたりと、細かいセキュリティをサーバー側で設定可能です。
また、セルフホスト版であれば、会議の画面や機能をカスタマイズすることができます。
Jitsi MeetとZoomの違い
オンライン会議システムとしてはZoomが一般的ですが、Jitsi Meetとの違いを比較してみましょう。
ZoomはZoom Oneのプロプラン、無料プランと比較します。
| 機能 | Jitsi Meet | Jitsi Meet(OSS) | Zoom(プロプラン) | Zoom(無料プラン) |
|---|---|---|---|---|
| 提供方法 | クラウド | 自身のサーバーにインストール | クラウド | クラウド |
| 料金(月額) | 無料 | 無料 | ¥2,125/ユーザー | 無料 |
| アカウント登録 | 不要 | 不要 | 必要 | 必要 |
| 専用アプリ | 不要 | 不要 | 必要 | 必要 |
| 会議時間 | 無制限 | 無制限 | 最大30時間 | 最大40分 |
| 参加人数 | 無制限 | 無制限 | 100人まで | 100人まで |
| 会議の録画 | ⚪︎ (ローカル保存,1GB/100分まで) | ⚪︎ (サーバー保存) | ⚪︎ (ローカル/5GBのクラウド) | ⚪︎ (ローカル保存) |
最大の違いは、料金と会議時間、会議の録画機能でしょう。
料金は、Zoomの課金プラン以外は無料ですが、会議時間と会議の録画に制限があります。
特に大きいのがZoomの無料プランの会議時間40分という制限。簡単な会議なら40分で終わりますが、Zoomでそれ以上使うとなると課金プランが必要です。Zoomの課金プランはユーザー単位の月額料金になるため、チームや社員全員が課金プランに入るとかなりのコストになります。Jitsi Meetは会議時間は無制限です。
また、会議の録画機能についても大きな違いがあります。無料版はどれもローカル保存形式になっていますが、セルフホストのJitsi Meetはサーバーに保存するため、保存した動画ファイルをユーザーで簡単にシェアできます。
Jitsi Meetをセルフホストする際の推奨スペック
Jitsi Meet・OSS版の最低スペックは「4コア・4GBメモリ」と意外と高スペックを要求されます。ただし、4コア・4GBメモリのVPSは現在は低価格でレンタルが可能なので、Zoomの課金をするよりも圧倒的に低コストです。
Requirements | Jitsi Meet Handbook
上記のページによると最低・推奨スペックは下記の通りになります。
| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| vCPUコア | 4コア | 4コア |
| メモリ | 2GB | 4GB以上 |
| ストレージ | 20GB | 20GB |
| ネットワーク | 10Mbps以上 | 1Gbps以上 |
重要なのはネットワーク回線で、ここはビデオ会議という特性上「参加するユーザーの数」によって必要回線が異なります。例えば、HDサイズのビデオ会議で占有する帯域が10Mbpsとなるため、100Mbpsの回線ではHD画質では10人の会議参加が最大です。ここは画質を落とすなどの調整も必要でしょう。また、会議の録画をする場合は、メモリは8GB以上が推奨されます。
なお、Jitsi MeetはJibriという機能を使って会議の録画をしていますが、これは「1インスタンスあたり1録画」という制限があるため、企業などで複数会議を同時録画する場合は、Dockerを使ったクラスタリングが必要です。
Jitsi Meetを簡単セルフホストできるVPSを選ぶ際のポイント
- Jitsi Meetテンプレートの有無
管理画面から一発でJitsi Meetサーバーを立ち上げできるか?
- 長期利用を含めた料金
長期契約も含めたプランが安いか
- ネットワーク速度
VPSのバックエンド回線の速度
Jitsi MeetのOSS版は、ネットワーク設定など意外と手間となる&専門知識が必要な部分があるため、テンプレートから起動できるのがベストです。料金については、チームや企業で使う場合はある程度の長期間利用することが多いため、長期利用割引も含めた価格で比較をしましょう。
また、先ほど解説した通り、Jitsi MeetのOSS版ではネットワーク速度も非常に重要です。同時利用人数(ユーザー数ではなく)が多いのであれば、できるだけ高速な回線を利用しましょう。
上記の比較ポイントに加えて、今回は「Jitsi MeetのOSS版のスタートアップVPS」として、Jitsi MeetのOSS版推奨スペックである「4コア・4GBメモリ」のプランで比較をします。
ただし、Jitsi Meetはビジネスユースも多いため、今回はJitsi Meetテンプレートの用意がないVPSプランも同時に比較をします。
VPSサービスごとのネットワーク回線速度とJitsi Meetテンプレートの有無
Jitsi Meetを自社サーバー運用する上でネットワーク速度が非常に重要になるため、ここではVPS各社4コア(4GBメモリ以上)プランの回線速度を比較します。
| VPSサービス | インターネット回線速度 | Jitsi Meetテンプレート |
|---|---|---|
| WebArena Indigo Pro | 共用10Gbps | - |
| WebArena Indigo | 共用500Mbps上限 | - |
| XServer VPS | 共有10Gbps/100Mbps上限 | ⚪︎ |
| シンVPS | 共有10Gbps(上限不明) | ⚪︎ |
| ConoHa VPS | 共有100Mbps | ⚪︎ |
| さくらのVPS | 共有100Mbps | - |
| お名前.comVPS | 共有100Mbps | - |
| KAGOYAクラウド VPS | 非公開 | ⚪︎ |
回線速度が一番速いのはWebArena Indigo Proで共有10Gbps回線で上限設定なし。次に、WebArena Indigoの500Mbps、XServer VPSの「共有10Gbps/100Mbps上限」が続く形です。
それ以外は概ね100Mbps程度となります。
ベスト「Jitsi Meet」VPSはこれ!
バランス・コスパで選ぶならこのVPS
バランスとコスパがベストKAGOYAクラウド VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
Jitsi Meetを運用するVPSで「バランスとコスパがベスト」なのは、カゴヤの2025年にリニューアルしたクラウドVPS・4GBプラン。ネットワークスペックが非公開という不安点はありますが、他を圧倒する低価格でずっと運用可能。キャンペーン非適用でこの価格は破格です。
また、ストレージも600Bとかなり多いので、ビデオ会議のローカル保存をする場合でも安心して使うことができます。
機能的にもクラウドに近い機能があるため、クラウドからの移転やコストダウン目的での引越しにも最適。
メリット・デメリット
- メリット
- 比較プラン中で最安値
- ストレージ容量が多い
- デメリット
- ネットワークスペックが非公開
回線速度で選ぶならこのVPS
バランスとコスパがベストWebARENA IndigoPro 8GBプラン
キャンペーン
10,000円分お試しクーポン(有効期限:2099.12.31まで)
- Jitsi Meetテンプレートの有無
- x
- 長期利用を含めた料金
- ¥8,900
- ネットワーク速度
- 共有10Gbps
なぜこのプランがベスト?
回線速度が速い。同時に複数会議を実施して、トータルユーザーが100人くらいまでは捌けるクラスなので、リモートワークを活用する中規模企業以上での利用に最適。長期利用割引がなく料金は高いですが、100人以上で利用すると考えると、一人当たりの月額料金は1,000円未満。Zoomのプロプランと比較するとコスパは圧倒的に高くなります。
Jitsi Meetテンプレートは用意されていないので、専門知識があるユーザー向けです。
メリット・デメリット
- メリット
- 回線速度が国内最速クラスの共有10Gbps
- メモリが8GBと多い
- デメリット
- 長期利用割引がなく、価格が高い
キャンペーンで最安値で選ぶならこのVPS
キャンペーンで価格がベストConoHa VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
Jitsi Meetを運用するVPSで最安値なのは、ConoHa VPSの4GBプラン。キャンペーンを利用して長期利用契約をすると、最安値になります。
ただし、回線速度が100Mbpsという点、Jitsi Meetのテンプレートがあり、価格が安いという点を考慮すると、小規模チームに最適なプランというイメージでしょう。
また、キャンペーン価格は新規サーバー契約時のみなので、契約更新時には適用されない点にも注意しましょう。
メリット・デメリット
- メリット
- キャンペーン時に長期利用契約で1,000円を切る圧倒的低コスト
- ストレージ容量が多い
- デメリット
- 回線速度が遅い
Jitsi Meetを安く運用できるVPSのよくある質問
VPSでセルフホストしたJitsiでも、Jitsiのモバイルアプリは使える?
Jitsiのモバイルアプリは、本家のサーバーと自分のサーバー、どちらを使うか選択することが可能です。
Jitsi Meetアプリ(iOS/Android)で、サーバーURLに自分のJitsiサーバーのURLを入力すればアプリで使うことが可能です。
VPSにインストールしたJitsiでカスタムドメインは使える?
VPSにインストールしたJitsiはWebサーバーとして立ち上がっているため、DNSサーバーにAレコードを追加し、JitsiのWebサーバーに対応するサブドメインのレコードを追加すればカスタムドメインを使うことができます。
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。
格安VPSサービスWebARENA Indigoの上位VPSサーバーサービスが「IndigoPro」。10Gbpsの国内最高速回線を採用するなど、ハイスペックなVPSになっています。



