
【2025年版】EC-CUBEを簡単構築できるVPSサービスを徹底比較!
無料のECサイト構築システム「EC-CUBE」を簡単構築できるVPSサービスを徹底比較。EC-CUBE公式クラウドよりも安く、ハイスペックなサーバーで運用することが可能なサービスを紹介。
目次
EC-CUBEを簡単構築できるVPS プラン・一覧比較
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
- 2025年新登場の圧倒的なコスパ最強プラン
- 3ヶ月の最低利用期間がある
初期費用: ¥0
- キャンペーン時に長期利用契約すると最安値
- コア数が多く、ストレージ容量が大きい
初期費用: ¥0
- 最新のハイスペックサーバーで競合の4倍高速
- 3ヶ月の最低利用期間がある
初期費用: ¥0
- SLA保証付きでEC CUBEに最適
- 価格がネック
初期費用: ¥0
EC-CUBEのテンプレートイメージを提供している主要VPSはない
EC-CUBEはレンタルサーバーではインストール機能が提供されていることが多いアプリケーションですが、主要VPSサービスではEC-CUBEのアプリケーションイメージを提供していません。
しかし、EC-CUBEはDockerで構築可能なのでDockerテンプレートで構築するのがベストです。Dockerが構築されているVPSであれば、公式のDocker Composeファイルを使って、Dockerの知識がある方であれば10分もあれば構築可能です。
Dockerテンプレートイメージを使ったVPSでのEC-CUBEの立ち上げる方法は、下記の記事で解説しています。

VPSのDockerアプリケーションイメージでEC-CUBEサイトを超速で構築する方法
Dockerのアプリケーションイメージを用意しているVPSサービスを使って、EC-CUBEサイトを超速で構築する方法を解説します。この方法なら10分もあればEC CUBEサイトを高速VPSで構築できます。
もし、コマンドラインでの操作に自信がないのであれば、ブラウザからEC-CUBEの簡単インストールが可能なレンタルサーバーを選ぶのがベストです。

【2025年版】ECカートCMS「EC-CUBE」を簡単構築できるレンタルサーバーを徹底比較!
日本発のECサイト・ショッピングカート構築CMS「EC-CUBE」を簡単構築できるレンタルサーバーを徹底比較!実際にECサイトを運営する時に困る点にフォーカスして、ベストなサーバーを紹介します。
「EC-CUBE(イーシー・キューブ)」とは?
EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが開発するオープンソースのEC向けコンテンツ管理システム(CMS)です。無料のGPLライセンスでオープンソースとしても配布されているため、無料で、簡単に自社ECサイトの構築が可能です。
自社ECサイトを構築する場合は、ECサイト用フレームワークを利用するか、一から構築することになりますが、ECサイトはお客様が閲覧するフロントエンドページだけでなく、商品管理や注文処理をするバックエンド機能も必要で、それらを全て構築するとなるとかなりのコストがかかります。
EC-CUBEはそれらを全て含めたオール・イン・ワンパッケージとなっているため、インストールするだけですぐに自社ECサイトを構築可能です。
EC-CUBEの主な機能
EC-CUBEにはECサイトの運営に必要な機能が一通り揃っていますが、具体的にどんな機能があるかを確認してみましょう。
| カテゴリ | 機能 |
|---|---|
| ストアフロント機能 | ページ管理 フリーページ作成 ブロック・エディタ レイアウト管理 テンプレート機能 favicon設定 SEO管理 ユーザーレビュー |
| 顧客管理機能 | ユーザー向けマイページ パスワード再設定 お気に入り管理 非会員購入機能 |
| 販促機能 | クーポン機能 メルマガ管理・配信 |
| バックエンド | 注文管理 商品管理 在庫管理 受注・出荷CSV出力 出荷メール送信 納品書出力 |
ここでピックアップしたのはEC-CUBEの機能のごく一部ですが、ECサイトを運営するのに十分な機能が備わっていることがわかります(一部機能はプラグインとして提供)。その他の機能については下記のページで確認ができます。
EC-CUBEで自社ECサイトを構築する際の推奨スペック
EC-CUBEはPHP + MySQLで動作するアプリケーションなため、レンタルサーバーやVPSなど幅広いサーバーで運用可能です。
システム要件 | EC-CUBE 4 開発者向けドキュメントサイト
上記のページによると最低・推奨スペックは下記の通りになります。
| 項目 | ソフトウェア | バージョン |
|---|---|---|
| Webサーバー | Apache | 2.4.x (mod_rewrite / mod_ssl 必須) |
| プログラム言語 | PHP | 7.4 〜 8.1 |
| データベース | MySQL / PostgreSQL | 5.7 or 8.0(MySQL, InnoDBエンジン 必須) 10.x 〜 14.x(PostgreSQL,pg_settingsテーブルへの参照権限 必須) |
今回は、Dockerで構築をする前提ですので、必要なアプリケーションはすべてDockerで自動構築されます。
スペックについては、月商100万円程度(EC-CUBEクラウド・Liteプランでは月額13,300円)を想定して4コア・4GBメモリのプランで比較します。
EC-CUBEを簡単セルフホストできるVPSを選ぶ際のポイント
- Dockerテンプレートの有無
管理画面から一発でDockerサーバーを立ち上げできるか?
- 長期利用を含めた料金
長期契約も含めてプランがHerokuのStandardプラン(25ドル)より安いか
- プランアップグレードが可能か
規模に合わせてアップグレードが必要になるケースがあります
残念ながら、EC-CUBEのテンプレートイメージを提供しているVPSはないためDockerで構築するのが一番簡単スピーディです。
料金については、ECサイトは長期利用する前提ですので、長期利用を含めた料金で比較をしましょう。また、今回は中小規模のサイト運用を想定して、料金はEC-CUBEクラウド(ec-cube.co)のLiteプラン(初期費用0円、月額6,800円から売り上げ規模で変更)と比較をします。
最後に重要なのがプランアップグレードができるかどうか。ECサイトは売上が上がれば当然アクセスも増えていくためVPSのスペックアップが必要になります。プランアップグレードができないVPSだと、再度構築する手間がかかるため、プランアップグレードができるVPSを選びましょう。
ベスト「EC-CUBE」VPSはこれ!
バランス・コスパで選ぶならこのVPS
バランスとコスパがベストKAGOYAクラウド VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
EC-CUBEを運用するVPSで「バランスとコスパがベスト」なのは、KAGOYAクラウドVPSの4GBプラン。
月額料金が単月契約でも最安値という時点で、サーバー費用を抑えたいECサイトとしては有力候補ですが、2025年2月のリニューアルでストレージが600GBに増強されたため、画像をたくさんアップロードしても容量不足の心配がありません。
クラウドに近い拡張性があるため、将来的にDBを別インスタンスに分離するなどの拡張も可能です。
メリット・デメリット
- メリット
- ストレージ600GBで最安値
- ビジネスの成長に合わせて拡張できる
- 大手サーバーで安心
- デメリット
- キャンペーンが少ない
最安値で選ぶならこのVPS
月額料金がベストシンVPS 大容量メモリ 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
EC-CUBEをとにかく低価格で運用したいなら、シンVPSの大容量メモリ4GBプランが最安値。長期利用契約をすると、レンタルサーバークラスで4GBメモリのVPSをレンタルできます。
コア数が3コアと従来より1コア少なく、ストレージが50GBと少ないのがデメリットですが、EC-CUBEではストレージは50GBもあれば十分。
ECサイトはとにかくいろんなコストがかかるので、ランニングコストをとにかく抑えたい方はこのプランがベストでしょう。
メリット・デメリット
- メリット
- 比較プランで最安値
- とにかく低コストでEC-CUBEサーバーを運用可能
- デメリット
- コア数が3コア
- ストレージがやや弱い
- 最低利用期間が3ヶ月
このガイドで紹介したVPS
「時間料金」「豊富なテンプレート簡単立ち上げ」など、他社サービスに先行してVPSをより使いやすくしたVPSサービス「Conoha VPS」。登録アカウント数が55万人を突破し、名実共に国内VPSベンダーの中でも人気上位VPSとなっています。
国内大手サーバーベンダーのカゴヤが手がけるVPSサーバー「KAGOYAクラウド VPS」。月額550円のハイコスパプランから12コアvCPUのハイスペックプランまであり、拡張性も高いことからライトユースから本格利用まで幅広く対応できます。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。



