
【2025年版】とにかく大容量ストレージ!なVPSサービスを徹底比較!ベストはこれだ!
自社クラウドストレージやデータ保存に最適な大容量ストレージのVPS。一言に大容量と言っても、サーバースペックも多様で選び方が難しいのも事実。本記事では、2025年版の最新情報をもとに、ストレージ容量だけでなくコア数・メモリ・、追加ストレージオプションなど複数側面から、ベストなVPSを検証します。
目次
「大容量ストレージ」VPS プラン・一覧比較
本ガイドは、以下のサービスを比較・検証し、おすすめを作成しています。各プランの価格は、現在のキャンペーンやクーポンを適用する前の価格です。
- 2025年登場のメモリ増強プラン
- GB単価も比較的安く、メモリ容量で考えたらコスパは高い
初期費用: ¥0
- SLAがついたビジネス向けプラン
- コア数が少ないがコスパは悪くない
初期費用: ¥0
- 同じコア数でもメモリが32GBと多い
- 1GB単価が高く、ストレージ追加オプションがない
初期費用: ¥0
- 2025年登場のメモリ増強プラン
- GB単価も1TBクラスでは最安値クラス
初期費用: ¥0
- 同ストレージの競合VPSよりもコア数が多い
- 最新ハイスペックサーバーで競合の4倍高速
初期費用: ¥0
- SLAがついたビジネス向けプラン
- GB単価はやや高いがスペックが高い
初期費用: ¥0
- 上位スペックではメモリ・ストレージのバランスが最高
- ビジネス用途や大規模用途ならベストプラン
初期費用: ¥0
- SLAがついたビジネス向けプラン
- メモリが多いため、GBがかなり高め
初期費用: ¥0
- SLAがついたビジネス向けプラン
- メモリが多いため、GBがかなり高め
初期費用: ¥0
追加ストレージオプションの一覧
| VPSサービス | 初期費用 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| さくらのVPS(ストレージ変更オプション) | ¥550〜 | 0 | 初期ストレージを倍にする。一度契約すると月額費用なしで永続的 |
| さくらのVPS(追加ストレージ) | ¥0 | ¥880〜 | VPSのメインストレージとは別のストレージをマウントする |
| WebARENA Indigo | - | - | - |
| GMOクラウド VPS | ¥0 | ¥880 (50GBあたり) | 最大1TBまで増設可能 |
| シンVPS | ¥0 | ¥1,100 (100GBあたり) | 最大500GBまで。解約不可 |
| お名前.com VPS | - | - | ストレージ拡張オプションなし |
VPSのストレージはどれくらいが標準?どこからが大容量?
Webサーバーやバッチサーバーで利用されることが多いVPSでは、vCPUコア数とメモリにフォーカスが当たるため、ストレージ容量はあまり注目されないことが一般的です。
そこで、当サイト独自データベースから、各VPSプランからストレージ容量の分布を調査しました(2025年5月末のデータ)。
| ストレージ容量 | プラン数 | 全体を占める割合 |
|---|---|---|
| 0GB ~ 99GB | 22 | 21.15% |
| 100GB ~ 199GB | 40 | 38.46% |
| 200GB ~ 299GB | 11 | 10.58% |
| 300GB ~ 399GB | 3 | 2.88% |
| 400GB ~ 499GB | 7 | 6.73% |
| 500GB ~ 599GB | 1 | 0.96% |
| 600GB ~ 699GB | 3 | 2.88% |
| 800GB ~ 899GB | 6 | 5.77% |
| 1000GB ~ 1099GB | 3 | 2.88% |
| 1500GB ~ 1599GB | 1 | 0.96% |
| 1600GB ~ 1699GB | 4 | 3.85% |
| 2000GB ~ 2099GB | 1 | 0.96% |
| 2400GB ~ 2499GB | 1 | 0.96% |
| 3000GB ~ 3099GB | 1 | 0.96% |
上記の表から、70%近くのプランは500GB未満ということになります。前回の調査では70%程度のプランが300GB未満でしたが、2024年頃からVPSでもSSDを大容量化する傾向が出てきており、VPSのSSD容量は増加傾向ということがわかります。
そこで、今回の記事では500GB以上のストレージを持つVPSを大容量ストレージと定義して比較をします。
「大容量ストレージ」VPSの比較ポイント
- 1GBあたりの単価
長期契約も含めた、1GBあたりのストレージ単価が安いか?
- 標準ストレージ容量
どれくらい多くのストレージが使える?
- ストレージ拡張オプションの有無
標準ストレージを使い切った後に、拡張が可能か?
ストレージ容量を重視する場合、コスパの基準はストレージ1GBあたりの単価になります。ここがなるべく安いプランがコスパの良いプランと言えます。また、大容量をストレージ容量が500GB以上と定義したため、500GB以上でなるべく容量が多いプランをピックアップします。
最後に、ストレージを大量に使用する場合、後々ストレージが足りなくなってしまうこともあるため、ストレージ拡張オプションの有無も重要です。
ベスト「大容量ストレージ」VPSサービス
GB単価のコスパで選ぶならこのVPS
GB単価がベストKAGOYAクラウド VPS 4GBプラン
なぜこのプランがベスト?
GB単価で選ぶなら、2025年にリニューアルしたKAGOYAクラウド VPSの4GBプランが最安値。1GBあたりの単価は、なんと3円と比較したプランの中でも圧倒的に安く、かつストレージ容量が600GBです。
ミドルロープランのため、4コア・4GBとスペックは低めですが、OSSで自前クラウドストレージを運用して、クラウドコストを下げる用途などに最適でしょう。
メリット・デメリット
- メリット
- 1GBあたりの単価が最安値
- 比較プランでも圧倒的最安値
- 1日単位の課金もあるため、手軽にお試しが出来る
- デメリット
- スペックはあまり高くない
単一プランで最大ストレージ容量ならこのVPS
単一プランのストレージ容量が最大XServer VPS ビジネス・192GBプラン
なぜこのプランがベスト?
プラン付属のストレージ容量が最大のプランで選ぶなら、XServer VPSの「ビジネス・192GBプラン」が3TBで最大。
ビジネスプランの最上位プランのため、32コア・192GBとスペック全体が高いため、プラン料金が10万オーバーになってしまいます。単純にストレージを増やしたいだけなら、GB単価が安いプランで増量オプションを使いましょう。
メリット・デメリット
- メリット
- 比較プラン中最大の3TBストレージ
- メモリもコア数も最大クラス
- デメリット
- 月額料金が高い
- 一般用途には向かない
ストレージ増量オプション込みで最大ストレージ容量ならこのVPS
増量オプション込みで最大ストレージさくらのVPS 32GBプラン
なぜこのプランがベスト?
単一プランでの比較では、コア数と収容サーバーの性能でシンVPSよりややメリットが少ないさくらのVPSの32GBプランですが、契約ストレージが倍増する「ストレージ拡張オプション」が魅力。
32GBプランは標準ストレージが1.6TBのため、ストレージ拡張オプションを使えばストレージは3.2TBと最大クラス。さらに、月額料金が発生する「追加ストレージ(VPSの外部に追加のストレージを設定する)」オプションなら、100GBから3.2TBまで追加が可能なので、クラウド並みに無限大にストレージを使うことが出来ます。
メリット・デメリット
- メリット
- 1GBあたりの単価が安い
- 「ストレージ変更オプション」で最大3.2TB
- デメリット
- ストレージ拡張オプションはVPS新規作成時かスケールアップ時のみ
- 最低利用期間が3ヶ月
「1TB以上最安値」で選ぶならこのVPS
1TB以上で最安値XServer VPS ビジネス・24GBプラン
なぜこのプランがベスト?
「1TB以上最安値」は、XServer VPSの「ビジネス・24GBプラン」。1TBに8コア・24GBメモリで、ビジネス用途に最適なSLAも付属。初期費用も無料で、月額料金が最安値時1.5万円程度に抑えることができるため、ストレージを1ユーザーあたり5GB程度使うなら、一人当たり100円未満で使えるため、コスパも高くなります。
メリット・デメリット
- メリット
- 1TBストレージプランで最安値
- メモリ容量も多い
- SLAがついていてビジネス用途でも安心
- デメリット
- コア数がやや少ない
「大容量ストレージ」VPSのよくある質問
VPSで大容量ストレージをバックアップする方法は?
VPSのストレージは、VPSインスタンスの基本ストレージは起動OSが使っており、そこにバックアップを作ってもバックアップの意味がないため、クラウドやローカルに自分でバックアップを作成するか、VPSのスナップショット機能でバックアップをするのが一般的です。
スナップショットが一番簡単でバージョニングもできて便利ですが、GB単価課金なので容量が多くなるとスナップショット利用料が高額になってしまいます。
VPSサービスによっては、追加ストレージを外部ディスクとしてマウントしてくれるサービスもあるので、そうしたサービスであれば、外部ディスクに定時バックアップをすると安心して使うことができます。
デフォルト容量が大きいVPSとオプションでディスク容量を追加させるのはどちらが良い?
GBあたりの単価で考えると、デフォルト容量が大きいVPSの方がコスパは高いケースが多くなります。
一方で、オプションでディスク容量を追加する場合は、必要に応じて追加・削除ができるため柔軟さがあるのがメリットです。
そのため、最初から「XXGBは使う」とわかっているのであれば、その容量の1.2倍くらいのストレージのVPSプランを選んで契約し、使っていくうちに足りなくなったらオプションで追加するというのがコスパが高くなります。
大容量ストレージVPSとクラウドストレージの違いは?
大容量ストレージVPSとクラウドストレージの違いは、料金体系と機能です。
大容量ストレージVPSはサーバーとしてレンタルされているため、自身でアプリケーションをインストールしない限りストレージはリモート接続でしか使うことが出来ませんが、クラウドストレージであれば、Webインターフェースやモバイルアプリなどが標準で用意されていることがほとんどで、契約したらすぐに使えます。
料金については、VPSはサーバーの月額料金がベースですが、クラウドストレージの場合、ユーザーあたりの料金やストレージあたりの料金など多岐に渡ります。
また、クラウドストレージの場合は、運営側でフェイルセーフやバックアップ機能が提供されるため、トラブルによってストレージのデータが喪失してしまう可能性は限りなく少ないですが、VPSの場合は、自身でフェイルセーフやバックアップをする必要があり、バックアップをきちんと取らないと、重要なデータを喪失するリスクがあります。
このガイドで紹介したVPS
サーバー管理ツール「Plesk」を搭載しサーバー管理がしやすいVPSサービス「クラウドVPS by GMO」。初期費用無料で、15日無料お試しが出来るなど、初めての方でも手軽にスタートできるVPSです。
ドメイン登録サービス・お名前.comが運営するVPS。「ドメイン登録時に一緒に契約するVPS」というイメージがありますが、玄人好みの機能があったり、企業ユースに優しい支払い方法があったりと、実は使い勝手の良いVPSです。
国内の大手サーバーベンダーであるNTTPCコミュニケーションズが手がけるVPSサービス。VPSサーバーとして必要な機能に絞り込むことで、国内最安値クラスの料金を実現しつつ、安定して使いやすいVPSサーバーになっています。
国内人気レンタルサーバー事業者エックスサーバーが手がけるVPSサービス「XServer VPS」。後発サービスならではの、豊富な機能とハイスペックなサーバーが魅力です。






